私たち人間は、生まれながら体に備わる免疫機能を持っています。
それは " ホメオスタシス " と言います。
または、" 恒常性 " とも言います。
それは、環境の変化に対して自分の体内環境を「ある一定の範囲に保とうとする」現象のことで、
神経系(自律神経)、内分泌系(ホルモン)、免疫系(サイトカイン)の相互作用で維持されます。
自律神経は、体の内側からの刺激に反応して生命を維持するための様々な働きを制御します。
呼吸・心拍・血圧・体温・発汗・排尿などがそうです。
ホルモンは、脳下垂体・甲状腺・副腎・膵臓・卵巣・睾丸などの内分泌腺から分泌されます。
身体の成長を促したり、正常な代謝機能の維持、消化液の分泌調整など
生体が健康に生きるための様々な機能を調節します。
サイトカインは生体を細菌やウィルスなど様々な病原体の侵入から守ります。
感覚神経など救心性神経の活性化が、脳のホルモン中枢や視床下部などを刺激して、
ホルモンの分泌を介して全身の免疫系を制御するのです。
この3つの要素がバランスを取り合ってホメオスタシスという作用となり身体の免疫機能を維持し、
良い状態を保とうとしています。
私たちの身体は、これらのバランスが崩れると病気を発症してしまいます。
そしてそのホメオスタシスを補助してくれるものがあります。
それは生薬ハーブが持っています。
ホメオスタシスを補助してくれるということは、健康な状態を保つことができる、ということです。
その生薬ハーブの持っている成分は、”アダプトゲン " と言うのです。
次回、この " アダプトゲン " について、お話しします。
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